したない。

ラノベ(たまに漫画)を趣味全開で紹介するよ!!

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まやすけ

Author:まやすけ
ボウラー兼へたれシューター

【好み】
・映画監督で言えば内田けんじ監督の作品のような構成
・西尾維新の言い回し。
・大逆転モノ
・かわいいは正義

ただのヲタかと思いきや、
ボウリングで289とか叩き出す。

でもやっぱり基本的には東方厨

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  • セイジャの式日

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著者:柴村 仁
メディアワークス文庫

あらすじ(裏表紙より抜粋)

絵を一枚仕上げるたびに、絵にサインを入れるたびに、
もうやめよう、これで最後にしようって、考える――
それでも私は、あなたのために絵を描こう。

かつて彼女と過ごした美術室に、彼は一人で戻ってきた。
そこでは、長い髪の女生徒の幽霊が出るという噂が語られていた。
これは、不器用な人たちの、不恰好な恋と旅立ちの物語。


感想

今回も二部構成。
前半はミステリ仕立て。ハイドラに登場したハル視点で語られる。
後半はその由良がかつて在籍した高校に教育実習に来る話。生徒の男の子の視点で語られる。

前半部分は普通によく出来たサスペンス小説。
由良彼方の狂気の部分が読んでいて悲しい。
視点であるハルがその狂気に対する答えを持っている辺り、合わない様で案外いいコンビなんだと思う。

さて、前半を受けての後半はと言うと、
結論から言えば、三作品の集大成にふさわしい。

最後のページの言葉と、その挿絵だけで、ああよかったな!って思える。
それだけの力があるよ。
台詞自体は視点である男子生徒日野の台詞なんだけど、これはかつての由良自身が思っていたことなんだろうな。

由良は教育実習先で日野と出会い、日野は由良と出会い、
日野はひとつ成長し、由良の止まっていた時間が動き出す。

そんな締めくくり。

今までは狂気で絵を描いていたけど、これからは描きたいものを描く、
次の絵のモチーフを花束にすることでそれを示唆しているように思う。

セイジャに漢字を当てるとしたら"生者"か。
吉野彼方は戻ってこない。しかし、忘れるわけではなく、それをひっくるめて前に進む"儀式を執り行う日=式日"

これをもってシリーズは完結(たぶん)
プシュケ、ハイドラ、セイジャ3つまとめて一気に読むのをオススメします。


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